この記事では、「会社員が選ぶ副業としてのストック収入」についてお話ししていきますね。
- 「フロー型」「ストック型」の収入とは?
- 副業におすすめなストック型の収入にはどんな種類がある?
- 会社員の副業の取組み方
私は会社員をしながらブログで副業を始めました。
最初に掲げた目標の月1万円まで、約1年ほどかかり、そこから2年ほどで月5万円を達成しました。
それから上がったり下がったりを繰り返しながら、定期的に副収入が入り続けています。
ストック型副業がもたらすメリットに憧れる方もいると思いますが、
実際には収益化までのハードルが高く、即金性も低いので、簡単では無い事を私は身に染みて経験しました。
ですが、ストック型の副業を3年以上経験して思う事は
「ストック型副業こそ、会社員の副業にピッタリ!」だということです。
それではいってみましょう。
そもそも、フロー型・ストック型の収入とは
ビジネスに取り組む上で、収益を得る方法は、大きく分けて2つあります。
- 「フロー型」
- 「ストック型」
会社員だろうがフリーランスだろうが、基本的には変わりません。
まず、この大前提を理解しましょう。
「フロー型の収入」
「フロー型の収入」とは、基本的には働いたら働いた分だけ収入が増える働き方です。
広い意味で言えば、会社に勤めたり、アルバイトをしたり、といったようにどこかに勤めて給料をもらうこともフロー型の収入になりますし、
フリーランスや個人事業主でも、何かを製作して販売しているような方は「フロー型の収入を得ている」ということになります。
時間であったり、商品であったり、サービスであったりと、とにかく「何かを売り続けることで収入を得る」ことになります。
「ストック型の収入」
一方で、
「ストック型の収入」とは、一度仕組みを作ってしまえば、働く手を止めても、継続的に収益が入ってくる収入です。
自分が汗を流さなくても毎月お金が入ってくる収入の事ですね。
「不動産収入」や「株の配当金」というイメージを持つ方もいるかもしれません。
ただのサラリーマンにはそんなの無理だよー。
そう思ったあなた、安心してください。
会社に勤めるサラリーマンでも、ストック収入は...作れます!
むしろ、ストック型の収入を作るというのは、サラリーマンにこそピッタリの方法です。
なぜなら、一度ストック収入の基礎を作ってしまえば、会社で本業をしている間や、疲れて夜寝ている間もお金が入ってくる状況を作る事が可能だからです。
もう少し、ストック型の収入について深掘りしていきましょう。
「ストック型」=「完全な不労所得」ではない
ストック型の収入と聞くと「不労所得」という言葉をイメージする人も多いですが、
実際には全く手を掛けなくても収益を生み出してくれるものでは無い場合が多く、定期的なメンテナンスは必要になります。
ストック型の収入は、「自動販売機」を作るイメージがピッタリだと思っています。
自動販売機は販売する時にはその場にいなくても商品をお客さんが買っていってくれますが、季節によって商品を入れ替えたり、売り切れにならないように商品の補充は必要です。
例えば、
ブログだったら、記事によっては内容がどんどん古いものになっていく事もあります。
そういった場合は、新しい情報に書き換える必要があります。
また、ライバルが出てくれば競合記事に負けないようにリライト(記事の更新)を繰り返す必要も出てきます。
なので、作ったら終わり。ではなく、定期的に手を加えないと検索結果もどんどん下がっていきます。
まるで「自動販売機」じゃないですか?
このように、「ストック型の収入」は、完全に手放しで永遠にお金が入ってくるというわけではありません。
とはいえ、一度構築できれば、少ない労力で収入を得続けられる可能性が高いので、ストック型の収入を目指して取り組んでいくことをおすすめします。
副業におすすめなストック型の収入にはどんな種類がある?
それではストック型の副業はどんなものがあるのでしょうか。
その一部を紹介します。
- ブログ
- YouTube
- 有料note
- ネットショップ
- オンライン学習動画サービスの販売
- 写真・画像の販売
- 音源の販売
副業として取り組みやすい物の例として7つ簡単に紹介していきます。
ちなみに株式投資や不動産投資もストック型の収入になりますが、今回は除いています。
①ブログ(アフィリエイト)
まずは、ブログ記事を書いて、アフィリエイト収入を得る方法です。
月1000円前後の低いランニングコストで運営することが出来、上手くいけば、5万、10万、100万。と大きな収益を出す事が出来る可能性があります。
ただ、収益化まではかなりの時間がかかります。
ブログ開始から半年〜1年かかるなんてことも多いですが、忍耐強く記事を書き続けられれば、ブログから収益を得ることが出来る可能性があります。
また、収入以外にも、インターネットの知識や、広告の仕組み、SEO、Webライティングなどの知識やスキル等、取り組む過程で得るものも多いので、文章を書くことに興味がある方におすすめしたい副業です。
後でお話しする、YouTubeなどの動画コンテンツも人気が出ていますが、撮影や編集などを考えると、「いつでも、どこでも出来る」とは言い切れず、ある程度、場所や時間が限定されてしまいます。
一方で、ブログはパソコン1台あれば、文字通り、いつでも、どこでも出来ます。
まさに、会社員の副業にピッタリだと思います。
②YouTube
説明の必要が無いと思いますが、YouTubeもストック収入になります。
スマホだけでYouTubeを運営している人もいますし、年齢問わず稼いでいる人も多いですよね。
とはいえ、「動画を撮影して、編集して、投稿する」というのは、なかなか大変です。
スマホで撮影から編集までやられている方もいますが、撮影機材や高性能なパソコン、編集ソフト等、次第に高価な機材が必要になっている人も多い印象です。
無料で始められるYouTubeですが、こだわればこだわるほど、お金もかかります。
また、YouTubeから広告収入を得るには、
- 直近12ヶ月の総再生時間が4,000時間以上
- チャンネル登録者数が1,000人以上
- 18歳以上であること
- 広告掲載に適したコンテンツであること
という条件があります。
とは言え、稼いでいる人は稼いでいるので、夢のあるビジネスだと思います。
③有料noteの販売
noteというプラットフォームでは、文章のコンテンツを有料で販売することが出来ます。
例えば、
といったように有料記事を販売します。
見ず知らずの何の専門性が無い人が書いた文章に対してお金を払う人はいませんが、
もし、
- 何かしらのノウハウを持っている
- 貴重な体験をしている
- 人に刺さる文章を書ける
- SNSやブログ、YouTube等ですでにファンがいる
このような場合は、始めやすいと思います。
誰かがお金を出してでも見たいようなコンテンツが作れるなら取り組む価値があります。
SNSやブログ等でも同時並行して集客する方が多い印象です。
ちなみに、全ての記事を有料にするのではなく、一部の記事だけを有料にする事が出来るので、無料記事で信頼性を高めつつ、有料記事でマネタイズする。ということも出来ます。
④ネットショップ
近年では個人のネットショップが簡単に作れるようになりました。
これらのASPサービスを使えば数十分で簡単に自分だけのネットショップを作ることが出来ます。
とは言え、
もし何かを作れるスキルや才能があるなら良いのですが、「何か商品を作って売る」というのはフロー型の収入になってしまいます。
本業のある会社員の副業という点で考えれば頑張れば頑張るほど、時間が無くなってしまうのも事実です。
ですが、データの販売や音源の販売等のように、形の無いデジタルコンテンツであれば、ネットショップでもストック型の収入を作れます。
- ブログのプラグインの販売
- ブログのテンプレートの販売
- 動画編集のオンラインスクールの販売 等
例えば、
YouTubeで人気のアミティ先生《amity_sensei》はProcreate(プロクリエイト)というイラストレーションアプリのブラシをSTORESで販売しています。
見に行ってみる
amity-senseiのSTORESはコチラこれなら、一度コンテンツを作ってしまえば、売れるたびに手間がかかる事もないので、ストック収入になりますね。
後々、実際の商品を売ってみたいと思っている人はネットショップの検討も良いかもしれません。
⑤オンライン学習動画サービスの販売
先程、YouTubeで広告収入を得る方法をお話ししましたが、ノウハウや専門分野を活かして動画自体を販売する方法もあります。
有名なのはUdemyとかですね。
このUdemy、私自身、Web関係の勉強をする際に活用させていただいていますが、動画を使って効率よく学習出来るなぁ。と好印象を持っています。
YouTubeでも学習系のコンテンツは多いですが、Udemyは初歩的なステップから順番に沿って、かつ講師の方に合わせて体系的に学べますし、広告やその他のコンテンツが出てくることがないので集中して学習を進める事が出来ます。
この講義を購入者側ではなく、販売者側として、動画を作りUdemyで販売するというイメージです。
知識や技術だけでなく、「しっかりとした構成のコンテンツを作ること」や「誰かに何かを伝えるスキル」が求められます。
先生のようなスキルを持っている方には向いているかもしれません。
まずは、自分が購入して体験してみるとニュアンスが分かると思います。
Udemyは通常価格が数万円の高価な講座が多いですが、頻繁にセールをしています。
セール期間であれば通常20,000円する教材が2,000円程度で買う事が出来ます。
ぜひ、セール期間にお得に購入しましょう。
Udemyについてはコチラの記事をご覧ください。
《参考》
⑥写真・画像の販売
私のようにブログをやっていると、ブログに差し込む画像として、商用利用が可能な写真や画像が欲しくなる場合があります。
例えば、
「ブログはどこでも出来ます」という記事の中に差し込む写真が、
「オフィスのような場所でパソコンをイジっている写真」
これではイマイチ伝わりにくくなります。
それよりは、
「カフェでパソコンを打っている」
とか、
「自然の中でブログを書いている」
こういった写真を使った方が、より「ブログはどこでも出来る」というイメージを読者の方に伝えやすくなりますよね。
でも、意外と求めている写真や画像が無い場合もあるので、イメージに近い写真や画像が手に入るならたとえ有料だとしても欲しい人はいます。
有名なのはPIXTAとかShutterstockですね。
写真を撮っている人やWebデザインをやられている方にはおすすめです。
「自分の作品を販売する」というよりも、「誰かが必要としている写真や画像」の方が求めらえると思いますので、その辺の割り切りは必要かもしれません。
自分の作品を売りたい場合は、フロー型の収入にはなりますが、ネットショップなどを使って販売する方が良いかもしれません。
⑦音楽(音源)の販売
音楽制作が出来る人なら、「オーディオストック」等で自作の音源やBGMを販売するという方法もあります。
聴く音楽だけでなく、動画に差し込む為のBGM等も含まれます。
YouTuberや映画関係者、企業など様々な人が音楽やBGMを必要としています。
音楽制作をしている人にはオススメなサービスです。
こちらも、先程の写真や画像と一緒で、「自分の作品を販売する」というよりも、「誰かが必要としている写真や画像」の方が求めらえると思いますので、その辺の割り切りは必要かもしれません。
会社員の副業の取組み方
ここまで、いくつかのストック型の副業についてお話ししてきました。
人によって相性の良いものは変わると思いますが、ここからは「会社員の副業」という点で考えた時に共通しておすすめしたい、副業の取組み方をお話ししていきます。
会社員の方がこれから初めて副業を始めるなら、以下の2段階の取り組みをしていくことをおすすめします。
- 既存のプラットフォームに乗った方が良い
- 独自のコンテンツを作る
どちらかを先に取り組んでも、同時進行でも良いと思いますが、多角的に副業に取り組んでいきましょう。
一つずつお話しします。
既存のプラットフォームに乗った方が良い
普通のサラリーマンが副収入を得る為には、まずは無料若しくは低価格で始められる既存のプラットフォームを利用して始めた方が、負担も少ないです。
- YouTube
- ブログ
- note
この辺から始めるのが良いのではないかなぁ。と思います。
既に人がいるところでビジネスをするイメージです。
同時にSNSも運用するのが良いですね。
私自身、ブログをやっているので、これはポジショントークになってしまうかもしれませんが、
あまり貯蓄額がなくて、手軽に始めたい、そして上手くいったときの成果を期待するのであればブログ運営によるアフィリエイトがおすすめです。
軌道に乗るまで時間が掛かりますが、一度収益を得られるようになると時間に関係なく副収入が入ってくるようになりますし、Web周りの知識もある程度身に付きます。
さらに、ブログ記事の内容を台本にしてYouTubeに投稿する、ブログの内容をSNSに投稿する。等、
何をやるにしても全ての土台になりやすいので、そういった意味でもおすすめです。
独自のコンテンツ販売への展開も検討する
ブログやYouTubeは素晴らしいストック型収入だと思いますが、デメリットもあります。
それは、Googleのアルゴリズムで検索結果やコンテンツの評価が変わる事です。
ブログでせっかく検索上位を獲得しても、半年後にGoogleのアップデートで圏外へ飛ばされる。
なんて事も珍しくないです。
結局、Googleの手のひらの上でビジネスをしている事を忘れてはいけません。
人気のブロガーがブログノウハウの教材を販売したり、人気YouTuberが商品を作ってネットショップで独自のコンテンツを販売しているのを見たことがありませんか?
- ブログノウハウを売ったり
- 動画撮影ノウハウを売ったり
- 動画編集ノウハウを売ったり
- ハンドメイドの作品を売ったり
稼いでいる人を、じっくり観察してみると、既存のプラットフォームのビジネスに加えて、独自のコンテンツを持っていることに気づくはずです。
Google検索やYouTubeの検索で「氏名で検索」されるようになったり、コメントなどの反応が多くなって、ある程度、認知度や権威性的なものが付いてきたら、自分がホントに良いと思える商品やサービスをリリースしても上手くいく可能性は高くなりますよね。
そういう意味でも、既存のプラットフォームに取組むというのは、その他の選択肢を増やすという事にも繋がると思っています。
独自のサービスに発展させられる事が無いかを考えながら取り組んでいきましょう。
いきなり自分の商品やサービスを作ったりして上手くいく人は一部の天才だと思います。
特別なスキルがあって、何かを生み出し、世の中に価値を提供出来るなら、独自のコンテンツに注力する良いと思います。
(むしろそれが出来たら一番楽しいでしょうね)
とはいえ、ブログやYou Tube、SNS等のように、人が多くいるプラットフォームで集客することも重要です。
最終的には、既存のプラットフォームと独自のコンテンツの両方を育てるイメージで取り組みましょう。
商品やサービスを作れるスキルが無いなら、ブログやYouTubeあたりから始めるのがおすすめです。
今日のB面:ストック収入で未来が変わる
- 副業はフロー型よりストックに取り組もう
- 「ストック型」=「不労所得」じゃない
- ストック型の副業は数え切れないくらいある
- スキルが無いなら、ブログやYouTubeから
- スキルがあるなら、独自コンテンツで勝負するのも良い
ストック型の収入の魅力は、一旦、収入や報酬が得られる仕組みを構築すれば、簡単なメンテナンスや調整を加えるだけで安定収入(不労所得)を確保できるという点にあります。
本業のある会社員の副業にもピッタリだと思います。
ただ、それは簡単な事では無く労力も時間もかかります。
また、このブログのテーマ(両A面)にあげているように、本業の会社員でフロー収入を得ながら、副業のストック収入を安定的に積み上げていくという方法も一つの理想かと思いますし、副業が大きく育って本業になる未来もあるかもしれません。
いずれにしても、ストック収入を得ると未来が変わります。
未来への種を蒔くように、今、取り組んでいきましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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